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水出し(ダッチコーヒー)
水出しというのは、読んで字の如く、水でコーヒーを淹れる方法です。
普通のドリッパーでお湯の代わりに水を使ってもコーヒーは出来ませんから、専用のサーバーで点滴のようにゆっくり水を落として、時間をかけて水をゆき渡らせてコーヒーを抽出します。
まるで「時間」をコーヒーに凝縮するような、ポエティックな方法です。
旧蘭領であみだされたため、ダッチコーヒーともいいます。
この方法で淹れられたコーヒーの特徴は、色や舌触りがクリアで、非常に透明感のある飲み心地であるにもかかわらず、「不思議に」豊饒な香りと風味が凝縮されているところにあります。
水出しコーヒーの見た目は、どんなに濃く、黒くとも、何故か透き通った透明感があります。透明ではない故に黒く見えるはずなのに、これは実際に見てみないと解らない、視覚的に不思議な感覚です。
そして、口に含んだ最初には、非常に細かなフィルタで濾過された、混ざり物のない、無味無臭の純な水を飲んだようなさらりとした印象を受けます。
そこで「?」と思う間もなく、どこからともなく芳醇なコーヒーの香りが口に拡がり、さらりとした舌触りであったはずの液体が、舌の表面ではそのままのクリアな感触であるにもかかわらず、直接味蕾にどっしりと、しっかりとしたコーヒーの味わいをもたらします。
それまでに培われたコーヒーの価値観に新たな衝撃を与えるような水出しコーヒーは、チャレンジしてみる価値の十分にある抽出方法かと思いますが、専用のサーバーが必要なため、そう簡単には試せません。ですので、まずは、ダッチコーヒーを出している喫茶店などで一度飲んでみて、それがどんなものか経験されてみることをおすすめします。不思議な感覚に、きっと衝撃を受けられることと思います。
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水出し(ダッチコーヒー)
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