アンティークウォッチの魅力 / アンティークウォッチ・ボタン

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アンティークウォッチの魅力

 
 

携帯電話、テレビ、駅の時計、そして、パソコンのツールバー…。現代社会には手軽に、正確な時間を知ることの出来る便利な道具があふれています。そんな時代において、腕時計は「時間を知る道具」としてはもはや古い存在かもしれません。なのに、なぜ私たちは美しく上質な腕時計にこんなにも惹かれ続けるのでしょうか?

その理由は、「腕時計」という道具が、きっと他でもない私たちそれぞれ個人にとってかけがえのない自らの人生の時間を刻む「象徴的な道具」だからではないでしょうか。

昔の王様にとって『暦』が自らの王国の支配権の証だったように、自分のこだわりで厳選した大切な『時計』をもって、二度とくり返すことの出来ない、最も大切な自分の一生の時間の所有権を世界に向けて密かに主張する−。そんな、神秘的な意味を持つ象徴的な装身具だからこそ、男女を問わず、私たちは腕時計にこんなにも魅了されるのでしょう。

 

 

 

 



「時間を知る道具」としてではなく「象徴的な装身具」として腕時計に惹かれ、こだわりをもつ心豊かな人は、デジタルやクォーツではなく、やはり、最終的には奥の深い機械式時計の世界に心奪われるものです。ミクロな部品それぞれが一つ残らず重要な意味を持ち、オーナーがゼンマイを巻くことによって初めて時間を刻むメカニズムは、本当に自らが時の支配者になったかのような神秘的な喜びをオーナーに与えてくれます。

現行の高級スイスブランド時計も美しく、魅力的ではありますが、数十万円もする高価な時計のそのほとんどが、実は大量生産された汎用ムーブメントに自社で多少の仕上げを施し、ケース、文字盤でそれぞれのお化粧を施した、実は中身にあまり「違いのない」ものです。それは産業の発展史においては必然の事でもあり、決して悪いことだとは言えませんが、しかし、一時代前、各社が部品・構造の細部にまでこだわり、ムーブメントの構造美を飽くなき探究心で追求し続け、職人技の結晶として時計の内側に『機械式時計』の小宇宙を作り上げていた時代のものと比べると、やはり、道具としての大きな魅力がどちらにあるかは言うまでもありません。


 
     
 



もちろん現在でも、自社製のこだわりのムーブメントと宝飾品としての価値を追求する超一流ブランドは存在しますが、そういった本格的な時計は数百万円以上の対価を出さねば手に入れられるものではありません。しかし、そういった機械式時計本来のこだわりと魅力を、アンティークは当然のこととして存在しています。
内部構造からケース、デザインにいたるまで一貫してこだわりぬいたアンティーク時計は、当時においても、もちろん大変高価なもので、一般大衆にはとてもとても買えるものではありませんでした。その物本来の価値と当時の価格において、現行の一般的な高級時計をはるかに越える一流のものでありながら、逆に現行高級時計よりもリーズナブルに入手できるということもまた、アンティークの大きな魅力の一つといえるでしょう。


 

 



リーズナブルさだけではありません。何世代にも渡って受け継がれることを前提に作られた一流品が、半世紀から一世紀近くもの時を刻み続け、それぞれにまったく個別的な時代を付けたオリジナリティーあふれる時計を所有するということは、まさに世界に唯一つの『時計』を手に入れるのに等しい意味を持っていると言えます。

ピカピカの量産品には決して真似の出来ない、アンティークの「本物」の存在感と風格は、あなたの時間をより美しく、豊かなものにするに違いありません。