時計用語集 / アンティークウォッチ・ボタン

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  時計用語集(外装編)  
 
 アンティークウオッチのケースは、その材質によって時計の価値をある程度左右します。金無垢(18KYG−18 Karat Yellow Gold)、金張(GF−Gold Filde)、金メッキ(PG−Plaque Gold)、ステンレススチール(SS−Stainless Steal)、その他クロームケースなどの種類があります。
 

ケースの素材(金無垢ケース)

 


 金無垢とはすなわち、無垢な金とのこと、貴金属で作られたケースを意味します。無垢な金と言っても、純度100%の24金は爪で削れるくらいの柔らかい金属なので、全く無垢な金で時計のケースを作るというわけにはゆきません。そこで、銀や銅やパラジウム、ニッケルを割り金として合金したものを、便宜上「金無垢」といいます。
 一般的な知識ですが、金の含有率は24を分母とした単位で表されるので、18金は全質量のうち24分の18、金が含有されているということ、すなわち「18/24=0.75=75%」全体の75%が金、9金は全質量のうち24分の9、金が含有されているということ、すなわち「9/24=0.375=37.5%」全体の37.5%が金、14金は全質量のうち24分の14、金が含有されているということ、すなはち「14/24=0.58=58%」全体の58%が金、という意味で、当然のことながら金の含有率の大きな無垢ケースほど輝きの美しさがアップします。
 割り金にどのような金属が使われているか、それがどのような割合で含有されているかによって、金の色が変化します。大きく三種に大別され、YG(イエローゴールド)、PG(ピンクゴールド)、WG(ホワイトゴールド)と分類されます。

<ゴールドのバリエーション>
金の割り金には、一般的に銀、銅、パラジウムなどが使われます。
シルバーやプラチナの場合は、硬度を高くするというのが主な目的ですがゴールドの場合は、色のバリエーションを出すことも大切な目的です。
割金の配合によってゴールドの色合いが微妙に変化しスリーカラーゴールドが生まれます。

18KYG <K18イエロー・ゴールド>
一般的な金色をしたゴールドのことです。
25%の割金のうち、銀と銅を同じ割合で混ぜてあり「五分割り(ごぶわり)」とも呼ばれています。
銀と銅の比率が4:6の四分六(しぶろく)もありますが五分割りや、銀と銅の比率が6:4の逆四分が一般的です。

18KPG <K18ピンク・ゴールド>
銀と銅の比率が2:8、さらにパラジウムと微量の亜鉛を混ぜてピンク色を出したゴールドです。
柔らかい色合いで最近とても人気があるのですが通常の18金よりも硬いので加工の際に割れやすく、サイズ直しなどが難しいのが特徴です。

18KWG <K18ホワイト・ゴールド>
元々は第一次大戦後のヨーロッパでプラチナの代用品として開発され、広まったものですが
現在欧米では白い金属と言えばプラチナではなくホワイト・ゴールドを指すぐらい一般的になっています。
昔は割金としてニッケルを使うのが一般的でしたがニッケルは金属アレルギーの原因になりやすいため現在では割金としてパラジウムを使用しています。
ジュエリーにはK18WGと打刻されます。


◎参考資料
『日本では通常、金の含有量を24分率で表し、Kで表示します。
99.9%以上の純度の金は純金で「K24」と表示され、24金とも呼ばれます。
一般的にジュエリーで使用される18金は、金が24分の18含まれている合金であり75%の純金と25%の割金が入っていることを意味します。
これはかつて金の基本単位である1トロイオンス(31.1035g)が
24カラットと定められていたことから始まったものです。
このKはカラット(米ではkarat、英ではcarat)ですが、
ダイヤモンドの重量を示す単位であるカラット(carat)とは異なります。
金を24分率ではなく千分率によって表示する国も多く、
イタリアを中心としたヨーロッパでは千分率表示が多く使われています。
この場合、18金は「750」と刻印されることになります。
日本では一般的にジュエリーには18金が使用されますが
欧米では14金の方が一般的です。イギリスやドイツでは9金も見られます。
 
ホワイトゴールドの場合は「K18WG」や「K14WG」という表示になります。
金メッキの場合はGP、金張りの場合はGFまたはGRと刻印されます。
また、本来加工に向かない純金ですが、最近では技術が進み
特殊な技術で硬度を増した純金がジュエリーに使われるようになっています。



 
  ケースの素材(金張り・GFケース)  
 


 金張りケースとは、金の薄板を真鍮や銀に溶接するもので、純度基準が10カラット以上のものを指します。GFあるいはRG(ロールド・ゴールド)と略記 。

  一方、金メッキは電気分解あるいは科学的プロセスで金または合金を被せたもので、純度基準に達しないものを指します。

 金張りケースには表記が義務づけられていますが、金メッキに表記の義務はありません。


 

ケースの素材(ステンレススチール・SSケース)

 


 多くの時計のガイドブック等にSSケースと書かれていますが、それがステンレス・スチールケースです。
  素材としては、我々の日常生活に馴染みのいわゆる「ステンレス」で、クロームとニッケルの合金です。
  時計ケース素材としての付加価値は発生しませんが、強度、価格、加工のしやすさから、もっとも多く使われる素材です。


 
  ケースの形状  
 
ラウンド(Round)

真円形状をしたケースで4本のホーン (ラグ)が付いている。ホーンではなくベルトを引っ掛ける形になっている ものをコインともいう
トノー(Tonneau)

アール・デコ期のデザインでトノーとはフランス語で樽の意味


レクタンギュラー(Rectangler)

1920年代頃から登場した長方形のケースでムーブメントも同様長方形に なっているものが多い。レクタングル・レッタングル・レッタンゴロとも言う。

クッション(Cushion)

スクエアの四編が曲線状に膨らみクッションのような形をしている。1920年代に流行

オクタゴン(Octagon)

八角形のケースのことで、1920年代アール・デコ全盛期に登場した。めずらしい形状
スクエア(Square)

正方形のケースのことだが、ムーブメントは丸型がほとんど。 「カレ」(フランス語)とも呼ばれる。
フレアード(Flared)

レクタンギュラー(長方形)の両すそが広がっている形状

 

ラグ

 


 ケースから出っ張って、バネ棒でベルトを止めている足の部分を「ラグ」といいます。ほとんどの時計はラグからバネ棒を取り外すことが可能ですが、まれにラグと棒がくっついていて、ベルトを通して縫い付けなければならないタイプのものがあります。このタイプを「パリス環」「はめごろし」といいます。


 
  文字盤(針の形状)  
 

バー

ペンシル

ドーフィン
(ドルフィン)

リーフ

アブライト・ライン

バトン


ブレゲ


メルセデス

スケルトン

ローマンダブル

 

 

文字盤(秒針の位置)

 


 時針、分針、秒針が時計中央の同軸に設置されているタイプを「中三針」あるいは「三針時計」などと呼びます。秒針が六時位置に別窓として設置されているタイプを「スモールセコンド」(通称「スモセコ」)といいます。



 
  文字盤(インデックス)  
 


 円周近くを十二分割し、短針で1〜12時、長針で5分〜00分までを表現する「印」のことをインデックスと呼びます。文字盤に印刷された「プリント」のインデックスと、文字盤に立体的に貼り付けられた「アップライト」のインデックスに大別されます。
 そして、インデックスの形の種類には「アラビア数字」「ローマ数字(ローマンダイアル)」「バーインデックス」「クサビインデックス」「ドットインデックス」「スターダイアル」「夜光インデックス」などがあり、表記の種類には「12数字」「飛び数字」「四処文字(よどころもじ)」があります。


●インデックスの形

・「アラビア数字」
 =1.2.3.4.5.6.…

・「ローマ数字(ローマンダイアル)」
 =..。.「.」.、.…

・「バーインデックス」
 =その名の通り、棒の形状のインデックス

・「クサビインデックス」
 =楔(くさび):V字形の木片・鉄片。木石を割り広げたり、重い物を押し上げたり、物のつぎ目に打ってとめたりするのに使う…というV字型、あるいは三角形のインデックス。

・「ドットインデックス」
 =まる形。(パテックやハミルトン等、分表示にドットインデックスの使うものが多い)

・「スターダイアル」
 =☆。

・「夜光インデックス」
 =夜光塗料をインデックスに塗ったもの全般を指す。